板葺屋根の古民家 旧黒澤家住宅

その古民家は上州と信州との国境、十国峠に向かう十石街道沿いにありました。

屋根は石置き板葺き屋根でした。
置き石はまるで鱗のごとくびっしりと敷き詰めてあります。
建物の一階と二階の幅、奥行きは同じサイズのようです。
妻側は破風、棟、懸魚、シンプルながらもデザイン性があります。格子も建物が大きいのでボリュームがあります。
村玄関
式台
手前は式台
南西方向からの眺め
西側の妻側
ぐるりと戻ってきて東の妻側
屋根の置き石の展示。
玄関から奥へ通り土間にはなっていませんでした。奥に見える部屋は女中部屋です。
とても立派な神棚です。
式台から上がると、着替えなどする部屋になります。
西側の奥の三部屋が代官が来訪時の座敷になります。普段は使用しない部屋です。
欄間の彫物、近くで見れないのが残念です。
釘隠しの亀
家族でも男性と女性は別の部屋があてがわれています。
主人の部屋には床の間が設えてあります。
榑材を見上げたところ。
屋根の葺き替え用の榑材がたくさんストックされていました。

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