甲州名主の茅葺き屋根 旧平田家住宅

甲斐甲州街道から入った所に建っていた、戦国期の建築とも言われる古い古民家です。

元の建物は東向きに、修験道信仰の篤い金峰山を向いて建てられていました。家主さんのご意向で移築後も東向きの配置となっています。
奥の玄関は家人が利用する為の出入口となっています。大戸は馬が出入りするためのものです。
こちらは集会時や、村人達の為の玄関です。
古い時代の建物だからか、扉は少ない構造になっています。
建物の東側の全体。
建物の七割近くが土間の間取りになっています。
この広さにしては小さな囲炉裏ですが、ここで年貢米の確認作業を行ったりと、作業スペースを優先したようです。
三和土も建物と一緒に持ってこられました。
通用口
天井の煙抜き兼、明かり取り用の開口部
柱は棟までは達していない構造でした。
手斧で削って作られた柱には痕が綺麗に残っています。
建物についた傷すらもいつ頃どんな風についた傷なのか、妄想を掻き立てられます。
座敷は村の会合用のスペースと家人の生活用のスペースがあります。
こちらが家人の生活スペースになります。名主公邸というべきでしょうか。
移築前の平田家住宅の様子痛みが激しかったようでした。
復元完成時の旧平田家住宅
平田家の忠実な模型の展示

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