高岡 山町筋重要伝統的建造物群保存地区

伝統的建物保存地区

高岡にはふたつの重要伝統的建造物群保存地区があります。まずは高岡駅に近い山町筋の方を訪ねてみました。

山町筋に入ってすぐに目を引く建物です。土蔵造りに洋風な装飾が散りばめられています。棟にもギザギザなデザインが…
アップにすると手のかけようがよく分かります。
こちらは通りを挟んでお向かいになります。こちらはカフェになっています。
装飾瓦が恵比寿さまになっています。
壁はくっついていても、敢えて?違いを出す不思議…
銅板壁の接骨院二階の窓枠は木製、ガラスは型板ガラス。
二階の窓が出窓になっています。欄干にしなかったのは北国の為でしょうか?
宝珠のデザイン?が目を引きました。
フランク・ロイド・ライト風を思わせる建物。
隣り合ってはいても、同じデザインは無い個性の連続する町並みです。
流石高岡、銅板の建物がとても多いです。
目を引く煙突兼明かり取り。看板の文字が浮き出ているのも特徴的です。
写真左側の下部にタイル張りのショーウィンドウのRのデザインが気になる建物。
黒漆喰仕上げの土蔵造りのまち資料館。棟の漆喰仕上げも見事です。
棟のデザインが凝っています。
一見土蔵造りの建物かと思いきや、奥に建物が一体となっているようです。
よく見ると、棟の部分で屋根が一体になっているのが分かります。通りに面した側を装飾的に土蔵造り風にしてあるのですね。こんな建て方は専門的に何というのでしょう?
奥にも続いています。おそらく庭と蔵があるのでしょう。
見事な黒漆喰の土蔵造りの建物が現れてきました。
元文具商だった旧谷道家をリノベーションした観光施設、山町ヴァレー。

洋風建築と土蔵をリノベーション。
高岡〈山町ヴァレー〉と
〈町衆高岡〉がめざすまちづくり

洋風建築と土蔵をリノベーションした、町衆文化の発信拠点
木造3階建ての洋風建築と土蔵群を持つ元文具商の「旧谷道家」をリノベーションした、富山県高岡市の〈山町ヴァレー〉。大正時代や昭和初期の洋風建築や古い建物が建ち並び重要伝統的建造物群保存地区となっている山町筋で、新たなにぎわいをつくっている。運...
元は和風三階建の建物だったのを昭和4年に現在の形にリノベーションされたそうです。
一階は通り土間になって奥の庭に続いています。床はタイル張りです。
奥の庭には蔵が三棟建っていました。それぞれにテナントが入ってぃます。
元和風の建物だった名残なのでしょうか。
重要文化財 菅野家住宅残念ながら閉館中でした。
こちらは通用門なのでしょうか?
壁の両側は煉瓦積みでした。二重の防火壁の意味もあるのでしょうか?
黒漆喰仕上げで重厚なイメージです。棟瓦がとっても主張していますね。これでもかという感じが伝わってきます。
土扉の間に看板の支えでしょうか?でもデザインされているので、電灯??軒屋根の上部は煉瓦積みのデザインです。
軒下の天井にもデザインが施されています。手前には電灯が吊り下げられていたのでしょうか?
大棟のデザインがもの凄いです。
菅野家のお隣は古民家カフェでした。
純和風の作りですね。
二階軒下の装飾と軒屋根上部の瓦のデザイン。
小屋根上部の瓦のデザイン。
防災施設の建物
土蔵造りの洋服屋さん。黒漆喰仕上げなのでしょうか?棟の漆喰仕上げが手がこんでいますね。
土蔵造りの建物。軒屋根の上部と、棟に煉瓦が使われています。
富山県有形文化財指定の筏井家住宅。立派な土蔵造りの建物です。二階黒漆喰部分の色はあせてブルーグレイになっているのが落ち着いた外観に見えます。棟瓦には漆喰仕上げされた井の字が連続したデザインで家紋なのでしょうか?下部には煉瓦も使われていて凝った屋根造りです。
こちらも高岡の特徴である軒を支える柱が鋳物製です。柱の上下にはしっかりデザインが施してあります。
軒梁と柱の接合部分の意匠。細かいところに手がこんでいます。
隣家との境目には卯建のように、防火の為の煉瓦積の壁が設えてあります。
二階の蔵造りの扉は、両側を開け放つと一体型となるように工夫されています。
こちらの建物に圧倒されました。こちらの面からは蔵造りでしかも銅板張りです。棟上の立派な瓦に両側に鯱が。
そして、向こう側からは洋風の看板建築になっています。凄いですよね。

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